初めて会う方(生徒候補・大人)に必ずお願いする事
『自己主張してください』
それを聞くと、皆さん多かれ少なかれびっくりした顔をされる
自己主張=我が儘、我が強い
と言う言葉を連想する様です
小学校に入ると、いやその前の幼稚園や保育園しかり
集団生活を始めた日本人がまず教わるのは“和”
人と協調して集団生活を過ごす術
コレは本当に素晴らしい事です
でも一方で
“(人の意見と違ったとしても)自分の思った事を伝える”
“間違っているかもしれないけど、思った答えを言う”
事の訓練はあまりされていない
むしろ
“こう言う時にはこう振舞いましょう”
“こう言う場合はこうする事が正しいです”
と言う、ある種の“型”を叩き込まれる
“和”と“型”を大切に育った日本人は
「今ここで分からないのは自分だけではなかろうか」
「分からないと言ったら失礼なのではなかろうか」
と、考えてしまっている様にみえる
自分のお金と時間を使って学びに来ているのに甚だ勿体ない
なので、初めて会う方には最初に
– I don’t know.(知りません)
– I don’t understand.(言ってることがわかりません)
と言った“自己主張できる表現”をお伝えする
子供達もそう
「英語がしゃべれるんだったらココに通わないでしょ?」
「分からない事は悪いことじゃない」
「分からないのなら悪いのはあなたじゃない、私の伝え方」
言い続ける日々
おかげで自己主張できる子が増えて来たかな?
以前、ALTで某小学校へ行った時のこと
ある子がとても個性的な意見を言っていた
“オモシロイ♫”とニコニコ聞いていた私の耳に飛び込んだのは
『お前、空気読めよ』というクラスメートの言葉
その言葉に、発言をしていた子は黙ってしまった
子供がそんな言葉を使うことに悲しくなっただけでなく
何も仰らない担任の先生にたまらなくがっかりさせられた
ちょっと話がずれたかも知れないけれど
今でも心に残る、大切な経験
写真は皆さんにお渡しする“自己主張の表現”一覧
コレを使って言葉を発する機会を増やしていただく狙いもあります